Appleシリコン(M1/M2)MacでUTMを使ってWindowsをインストールする手順まとめ(備忘録)

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🔧 使用環境

  • Mac:Appleシリコン(M1 Max)
  • 仮想化ツール:UTM(無料)
  • OS:Windows 11 ARM64(.vhdx形式)

① 仮想マシンの作成手順(UTM)

A. 基本設定

  • 仮想化:チェック → ✅ 「仮想化(Apple Virtualizationフレームワーク)」
  • システム
    • マシン:QEMU(自動選択)※問題なし。Appleシリコンでは QEMU ベースでも高速
    • コア数:6コア に設定(※ 4コアではインストールに失敗 する可能性あり)
    • メモリ:4GB以上 を推奨(例:4096MB)

B. ストレージ

  • インストール方法:「VHDXイメージを読み込む」に ✅ チェック
    UUP dump などで入手した .vhdx形式のWindows 11 ARM64 イメージを指定
  • ドライブタイプ:NVMe もしくは SATA(基本は自動でOK)

C. ディスプレイと入力

  • ディスプレイ:自動構成でOK(変更不要)
  • キーボード・マウス:Macのものがそのまま使用可

D. 共有フォルダ(必要に応じて)

  • ファイル共有:/Users/ユーザー名/Downloadsなどを共有先に指定可能

② インストール時の注意点

  • CPUコア数が4だと、インストール時にクラッシュする/途中で止まる不具合あり
    6コア以上に設定してから実行すると正常に完了
  • VHDX イメージ読み込みにより、Windowsインストールは数分で完了
  • Windows 初回起動後は、UTM Guest Tools(仮想ドライバ)をインストールすることで解像度や共有機能が向上

🔄 トラブル時のチェックリスト

項目推奨設定備考
仮想化有効Apple Silicon 対応に必須
コア数6以上4だとクラッシュする事例あり
メモリ4GB〜8GBWindows 11 ARM64 では4GB以上が安定
ストレージ形式VHDXISO ではなく、VHDXが必要
マシンタイプQEMU自動で選択されるが問題なし
ゲストツールインストール推奨解像度・共有改善